【簡単にダミーデータを作れる！】Fakerの紹介

概要

Fakerは、様々な言語に対応したダミーデータを簡単に作成することができるPythonパッケージです。

ダミーデータは主にテストに活用されることが多いのではないでしょうか。例えば新規Webサービスのデータベースに架空の個人情報を挿入してテストするなどが考えられます。

本記事ではFakerのインストール方法から簡単に日本用のダミーデータ作成方法をいくつかご紹介します。

インストール

pip install Faker

使い方

以降、簡単に日本用のダミーデータ作成方法をご紹介します。

なお、下に挙げる出力例は全てランダムとなっており個人を特定するものではございません。出力を固定したい場合は、seedを与えることもできます。詳しくは、ドキュメントをご参照ください。

初期化

from faker import Faker

fake = Faker("ja_JP")

住所

住所は、都道府県や市区町村、番地、建物名などのパターンを生成できます。その一部を以下に載せます。

その他パターンについては、ドキュメントをご参照ください。

住所

fake.address() # '青森県横浜市青葉区戸山15丁目23番9号 パーク虎ノ門虎ノ門ヒルズ森タワー464'

都道府県

fake.prefecture()  # '愛知県'

市区町村

fake.city()  # '富津市'

郵便番号

fake.zipcode()  # '467-1974'

名前

名前は、姓や名、男性、女性、漢字、カナ、ローマ字など様々なパターンを生成できます。その一部を以下に載せます。

その他パターンについては、ドキュメントをご参照ください。

姓名(漢字)

fake.name() # '木村 太一'

姓名(カナ)

fake.kana_name() # 'ヤマダ マアヤ'

姓名(ローマ字)

fake.romanized_name() # 'Yoichi Suzuki'

姓(漢字)

fake.last_name() # '加藤'

名(漢字)

fake.first_name() # '亮介'

名(漢字,カナ,ローマ字タプル)

fake.first_name_female_pair() # ('七夏', 'ナナミ', 'Nanami')

電話番号

fake.phone_number() # '080-3995-8909'

ビジネス関係

ビジネス関係では、会社名、キャッチフレーズ、カテゴリなど様々なパターンを生成できます。その一部を以下に載せます。

その他パターンについては、ドキュメントをご参照ください。

会社名

fake.company() # '有限会社斎藤食品'

カテゴリ

fake.company_category() # '建設'

まとめ

本記事ではダミーデータを作成するPythonライブラリFakerをご紹介しました。

pipでインストールでき、使い方も非常にシンプルです。本記事で紹介した以外にもバーコードやランダムテキストなども生成できますので、是非ご活用してみてはいかがでしょうか。

参考

参考

GitHub – joke2k/faker: Faker is a Python package that generates fake data for you.

GitHub