【便利な表示機能】f文字列の紹介

OSWindows 10 64bit
Python3.10.2

Pythonの標準機能f文字列は、文字列中の特定のフォーマットで記述した式を解釈し展開します。
f文字列を使えば、わざわざ文字列と変数を+でつなげたり、formatメソッドを記述する必要もありません。

本記事では、f文字列の様々な使い方をご紹介します。

基本的な使い方

f文字列は、文字列の文法の前にfと置くだけで、それがf文字列だと解釈されます。また、Fとおいても解釈されます。

Python
f'...'
# または
F'...'

定義したf文字列に変数を展開するには、変数を{}で囲みます。

Python
kotsu = 'コツコツ'

f'{kotsu}' # 'コツコツ'

幅と小数点数の精度を指定

表示する幅(文字数)と浮動小数点数の精度を指定できます。
指定された幅に満たない場合、空白が挿入されます。
指定された小数点以下は四捨五入されます。

Python
value = 123.456
width = 8
precision = 2
f'{value: {width}.{precision}}' # ' 123.456'

また、上のように{}はネスト(入れ子)にできます。

日付

標準ライブラリdatetimeの表示をフォーマット表示できます。

Python
import datetime

dt = datetime.datetime(2022, 8, 1)
f'{dt:日付は%Y年%m月%d日です。}' # '日時は2022年08月01日です。'

変数名を自動表示

f文字列に表示する変数と=を付けることで、変数の値の前に変数名を付与してくれます。デバッグなどで役立ちます。

Python
my_name = 'コツコツ'
f'{my_name=}' # "my_name='コツコツ'"

まとめ

本記事では標準機能のf文字列をご紹介しました。非常に便利で私もよく使用します。
紹介した使用方法以外にも、16進数表示や0埋め表示なども可能です。

参考

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